みなさまへ

本教室のホームページをご覧いただきありがとうございます。鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 精神機能病学分野教授を務めている中村雅之です。創設から70余年の伝統を受け継ぐこの教室で、第5代教授として日々、教育・診療・研究に取り組んでおります。歴代教授が築かれた伝統のもと、「人を想い、科学する精神医学」という理念を大切にしながら、時代の変化や新たなニーズにも柔軟に対応した精神医学の発展を担える人材育成を目指します。
教室案内

精神疾患は現代社会においてますます多様化・複雑化しています。私たちは、患者さんやご家族の声に丁寧に耳を傾け、多職種連携によるチーム医療を推進しています。児童思春期から老年期まで、幅広い世代の多彩な精神疾患に対応します。今後も関係機関と連携し全人的な精神医療の実現を目指します。
医学教育の中で、精神科の果たす役割はますます重要になっています。私たちは、学生や研修医が「こころ」に向き合う実践力を身につけられるよう、診療に参加して学ぶ体制を重視しています。対話・観察・共感・探究――医療の本質に迫る姿勢を育みます。研究マインドの涵養も大学ならではの使命と考えています。基礎から臨床まで幅広いテーマに一緒に取り組んでいます。
精神疾患の病態解明はいまだ人類の大きな課題です。私たちは、臨床に根差し、鹿児島の地域特性(離島・家系例等)を活かした分子遺伝学的研究や、精神疾患の生物学的基盤の解明を目指した分子生物学的研究、さらには診断や治療法の開発などの臨床研究にも注力しています。グローバルな視点とローカルな視点――「グローカル」な発信拠点として、世界に向けて新たな知見を届けていきます。
精神科医の成長には「数」だけでなく「質」が不可欠であると考えます。当教室では、質の深さを重視し、じっくり患者さんと向き合い、科学的な探究心をもって診療・教育・研究に携わることを大切にしています。医療は人と人の営みです。ともに考え、悩み抜き、患者さん・ご家族と苦楽を分かち合いながら成長する――そんな臨床の研鑽を仲間と共に実現しましょう。
皆さんの個性・探究心・人間力を存分に伸ばせる環境を整えて、お待ちしています。