令和8年熊本地震被災地支援として、鹿児島大学病院DPAT 第一陣が活動を終えました
令和8年熊本地震被災地支援のため、8月6日から8月12日までの7日間、日本DPATとして活動して参りました。
DPAT(災害派遣精神医療チーム: Disaster Psychiatric Assistance Team)とは、大規模災害後、被災地域に入り、精神科医療及び精神保健活動の支援を行う専門的なチームです。当院DPATは、令和6年能登半島地震の際にも被災地支援にあたりました。その際に培った経験を生かし、今回も被災された方々の心のケアをはじめ、現地で必要とされる精神医療・精神保健活動の支援を行いました。
当隊は宇城保健所を拠点として、主に宇城市、宇土市、美里町で活動しました。同地域では住宅が全壊・半壊する被害を受けた方も多く、また広範囲で断水が続いており、多くの方が避難所生活を余儀なくされておりました。
活動では、全壊した自宅からなんとか避難したものの、その恐怖体験から強い不安や不眠が生じた被災者の診療や、出産直後に被災し、断水のため乳児の十分なケアができないことなどから疲弊していた方への支援を行いました。また、自らも被災しながら支援者として活動を続けている方々へのケアにも携わりました。
実際に現地で活動する中で、災害が心身に与える影響の大きさを改めて実感するとともに、継続した支援の重要性を強く感じました。限られた期間ではありましたが、日本DPATとして、少しでも被災地のお力になれるよう活動して参りました。今回の経験を今後の診療や災害医療に生かしていきたいと思います。隣県の医療機関として、被災された地域の一日も早い復旧・復興を願うとともに、今後も必要な支援に取り組んでまいります。
今回の派遣にあたり、ご支援・ご協力いただいた院内外の関係者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。
出発前の激励会にて
小川防災センターの避難所の状況
被災地の被害状況
宇城市保健センターでのミーティング
帰院後、病院長に活動報告